影響度の違い
こんにちは。
先日伊藤直樹さんの、
『「伝わる」のルール 体験でコミュニケーションをデザインする』
という本を読みました。
ざざっと大切だと感じた内容を書くと、
・広告の本質とは”いかに正しく面白く伝えるか”でしかなくて、その他は手段であると。
・また、受け手がその広告にたどり着くまでどういう経路で、どういう気持ちでたどり着くのかを想像することが大切であり、その広告の中でどういう体験をしてもらうのかが大切であると。
・仕組みに着目しがちだが、表現や人間としての感情の揺れ動きに着目すべきだという意見に対しても納得しました。
そして、その体験や感情の揺れ動きなどを想像する際には、自分の今までの経験の記憶が足がかりになることが多いという筆者の主張でした。
そのために、日ごろから自分がふとした際に抱いている感情に対して、なぜそのように感じたのかを意識をして蓄積していくことが大切とのことです。
まさにその行為は、営業を受ける際や広告を見た際だけではなく、常日ごろ実行していくように心がげていこうと考えています。
他にも、実際に頭ではなく身体で体験をしてもらうことが大切だというのも重要な主張の一つなのですが、
僕はあくまでもWEBという仕組みの中でしかプロデュースをすることができないので、あくまでその主張は頭にとどめている程度で考えています。
この本を読んでまさにHPも同じで、
どのような流れでHPにたどり着いた、
どんな悩みを持った患者さんに、
何をどのように伝えて、
どんな体験をしてどんな気持ちになってほしいのか?
ということを想像しながらHPを作成していくことが重要だと感じることができました。
それは、営業でも同じです。
他人の立場に立てない人間には、良い営業も良いHPも提供することができません。
現状の自分の最も大きな課題の一つです。
さて今日の話は、先週の金曜日の出来事です。
地元で一番仲の良い友達が歯科医師を目指して頑張っているのですが、
来年から研修で東京で勉強したいということで東京の医院に見学に来ていました。
その際、彼の大学の先輩が東京で研修医をやっているとのことでいつもお世話になっている方だということだったので一度お会いさせていただきました。
その方は、東海高校という愛知の開成・灘レベルの高校を出て慶応法学部に首席で入学、親が医療法人を持っていて東京に分院出しているような歯科医師なので2年大学に通った後に転校して歯科の全国模試TOP3という頭のスペックの高さだけではなく、
物腰の柔らかさ・コミュニケーション・目的意識など人間としてもスペックの高い問い感じる素晴らしい方でした。
自分がわからないことははっきりわからないから教えてほしいという姿勢や、
後輩(僕の友人)に対しても尊敬の姿勢を持っていたり、
上から伝えるのではなく相手に不快感を抱かせないような指摘の仕方をするなど、
見ていて非常に勉強になりました。
現状研修をしながら親の医療法人の役員をやっており、東京の医院の経営会議にも出席をしているそうで、現状医院で丁度WEBが課題になっているとのことだったので、
事前に収集していた情報とそれに対する実績、残りはニーズに合わせてその場でHPを調べて、持てる情報は可能な限り提供することができました。
話をするほどに質問と納得をもらうことができ、
普段新規営業で行く時とは、話のスムーズさに違った感覚がありました。
事前準備や日ごろからの勉強の大切さを味わっただけではなく、
紹介のマーケットで話をするということは
相手の耳に届くレベル感も違うと体感できた良い日でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。