歯学部の友達との飲み会
こんばんは。
27日に引き続き、28日は歯科医師になる友人と会ってきました。
彼の服装は、虎の絵がかいてあるようなパーカーにジョガーパンツ、
そして極め付きには色付きの眼鏡という、
見てくれはただのチンピラなのですが、
非常に成長意欲が高い且つ頭の良い人間で、
将来自分がしていきたい治療だけではなく、
親の医院を継いだ時のマーケットのことまで考えて、
どこで何年間、何を学んで、将来的にいつその医院を継承して、
自分はその医院で何を強みとして提供をしていくことがベストなのか?
ということまで考えていました。
学生の内からここまで考えている
歯学部生はなかなかいないのではないかな、と思います。
彼から学べたこととして、
歯科医師の目線や、地方の歯科医院事情について学ぶことができました。
歯科医師の目線は、正直いうと彼の主観に基づく話が多かったのですが、
それ以外の話でいうと、
・”削らない治療”と”二次カリエスを避けたい”という考え方は矛盾していること
ー今は極力歯を削るべきではないという考え方が浸透してきていて、
う蝕検知液も、昔ならう蝕(虫歯になっているゾーン)よりも深いところまで染まってきていたが、今はより正確にう蝕ギリギリラインまでしか染まらないようになっている。
そうすると、着色なのか、それとも少しだけう蝕しているのか、そのラインを見極めて削る部分を最小にするのが非常に難しい。削るラインを極力減らすと、ほんの少しう蝕している部分が残ってしまう可能性が増えるから、当然二次カリエスになる可能性が高くなってしまう
という考えなどを教えてもらうことができました。
ただ、
その事情は当然患者様には伝わらないので非常に難しいのではないかと思いました。
また地方の歯科医院の事情としては、
名古屋や栄などの主要駅から離れると、
そもそも「初診を獲得する」という概念がないそうです。
彼の親は、稲沢市という田舎で医院をやっていて、
医院の回し方としては、昔からの患者様の再初診と、
その親族や友達への紹介で医院が回っているとのことでした。
そして、自費診療はやはり出ないそうです。
それでも医院はもうかっているそうなので、
そのようなマーケットの人たちに対して、
いかにWEBを活用していくのか、いかにWEBを必要だと思ってもらうのか?と考える良い機会になりました。
今の考えでは、
何かあったときにすぐ調べる世代が増えていくので、どんな地方の田舎においても、
必ずどんな人がやっているか?どんな医院なのか?がわかっていただくために、
HPは必要だと思います。
しかし当然田舎に行けば行くほど、競合は少なく、人の転入も少ないので、
地方の田舎の歯科医院においては、
”「地域名+歯医者」「地域名+歯科」で勝つ”ではなく、
”「医院名検索」をされたときに、
紹介されたり看板を見た患者様をいかにCVさせるのか?”
という考え方が適合するのではないか、と感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。